1951-03-08 第10回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号
曩に徳田要請事件の審理に際しては、連合国当局においても極めてこれを重視し、対日理事会英連邦代表ホジソン氏は「要請が事実であるならば、徳田は祖国に対して重大な罪を犯したことになり、日本政府をして断固処罰せしめるよう、最高司令官に対して勧告せん」と発言されておる程であります。われらは今回三団体のとつた行動は、徳田要請以上の重大犯罪であり、断固処罰せらるべきであると信じます。
曩に徳田要請事件の審理に際しては、連合国当局においても極めてこれを重視し、対日理事会英連邦代表ホジソン氏は「要請が事実であるならば、徳田は祖国に対して重大な罪を犯したことになり、日本政府をして断固処罰せしめるよう、最高司令官に対して勧告せん」と発言されておる程であります。われらは今回三団体のとつた行動は、徳田要請以上の重大犯罪であり、断固処罰せらるべきであると信じます。
それは徳田要請事件が、ちようどこの前後に非常に問題になりましたので、当然日本に返して徳田要請事件に不利な証言をすると思われる帰還者を一時延期さしたのではないかと考えられるのであります。この点につきましては、カラカンダから帰りました日高高綱という方が報告をいたしております。
(拍手)従来、衆参両院の引揚特別委員会あるいは考査特別委員会等におきまして、たとえば徳田要請事件であるとか、その他いろいろな問題を取上げまして、反ソ、反共宣伝にうき身をやつして来られた。しかしながら考えてみますと、こういうことを取上げて大騒ぎをするときには、きまつて人民大衆が大きく高揚しようとするときをねらつた、これは明らかな一つの政治的策謀であつたと私どもは考えざるを得ません。
しかして、第五国会にあたりましては新たに考査特別委員会が設置せられ、第九国会まで活発なる活動を続け、税務官吏汚職事件を初め、不法労働争議挑発行為としての国電スト事件、平市をめぐる騒擾事件、広島日鋼事件、熱海決議事件を調査し、その他公団をめぐる不正事件、徳田要請事件等、いずれも日本再建に重大なる悪影響を與えたものとして、その責任の所在を究明したのであります。
一、日程第九 薪炭需給調節特別会計法の廃止等に関する法律案 一、日程第十 夏時刻法の一部を改正する法律案 一、日程第十一 労働組合法の一部を改正する法律案 一、日程第十二 国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案 一、米国対日援助見返資金特別会計法の一部を改正する法律案 一、米国対日援助見返資金の特定教育事業に対する使用に関する決議案 一、在外同胞引揚問題に関する中間報告 一、「所謂徳田要請事件
草葉君の動議は、在外同胞引揚問題に関する特別委員長の報告に基き、政府に対し、いわゆる徳田要請事件に関する真相を究明し、適当なる処置をとるべきことを勧告することの動議であります。(「それは駄目だ」と呼ぶ者あり)これより本動議の採決をいたします。本動議の表決は記名投票を以て行います。本動議に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上御投票を願います。氏名点呼を行います。
○門屋盛一君 本員は一昨二十七日在外同胞引揚問題に関する特別委員会から、在外同胞引揚問題に関する調査の中間報告として、いわゆる徳田要請事件の調査報告書で提出せられましたので、本員はこの際、事の重要性に鑑み、本件に関しまして委員会の報告を求めることの動議を提出いたします。
在外同胞引揚問題に関する件、右に関しては、まだ審議を完了しないが、ここに中間報告として、いわゆる徳田要請事件の調査の経過並びに結果を多数意見者の署名を附して報告するというので、報告書が出ております。尚、同時に少数意見の報告書が、別に引揚委員会少数意見として中野重治君から同日附を以ちまして、いわゆる徳田要請事件に関する中間報告書に対する少数意見報告書というものが出ております。
○委員長(岡元義人君) 北條委員の御発言御尤もでございまして、これは表紙を別にとつてありましたために私の説明が不十分であつたと思いますが、案件としましては、 在外同胞引揚問題に関する特別委員会報告書 在外同胞引揚問題に関する件 右の件に関してはまだ審議を完了しないが、ここに中間報告としていわゆる徳田要請事件の調査の経過並びに結果を多数意見者の署名を以て報告する ということが前に付くわけであります
そういう論争の末に徳田要請事件なるものは作り上げられてある。新聞なんかにも書いてある。あの事件が、問題が国内的、国際的に重要だというのか、どつちですか。
————————————— 本日の会議に付した事件 ○在外同胞引揚問題に関する調査 (所謂徳田要請事件に関する件) —————————————